アベレージ/ピークホールド機能


この機能はPLUS,PRO,LABモデルとRTAモデルでインターフェースと仕様が異なります。

 


PLUS、PRO、LABモデル

  アベレージング

アベーレージングブロックサイズは、いくつのスペクトラブロックをサンプリングしアベレージするかを決めるパラメータです。例えば「4」をセットするとスペクトラムデータは4つのデータの平均値となります。 もし、測定している信号の周波数が急に変化する場合は、低いアベレージングブロック サイズを使うべきです。高いブロックサイズを使うと、安定した信号が雑音に埋もれ ます。

アベレージングを「infinite」にセットすると、継続してアベレージを遂行します。 「停止/再スタート」操作をするとアベレージをリセットします。メインツールバーをクリックしても同様にリセットします。

Averaging Options

  • Exponential - 最新のスペクトラデータをアベレージします。もし入力信号を切るとディケイレートはエクスポネンシャルカーブになります。
  • Linear - スペクトラオーバータイムのリニアーなアベレージングです。各スペクトラブロックサイズはアベレージに均一に関与します。このアベレージングタイプは"Stable Averaging"として知られています。
  • Vector - 連続するスペクトラオーバータイムのコムプレックス(Vector)アベレージを実行します。ベクトルアベレージングはフェーズ成分を内包しますので、有意義な結果を求めるならばトリガーリングが使われなければなりません。

ディフォルトセットは最も効率的な「Exponential」です。

現在の設定値はアイコンバーに表示します。また、ボタンをクリックするとプルダウンメニューから直接設定を行うことができます。

Notes: Rial Time」と「Post-Processing」の両モードでは動作中、ツールバーの「Avg」コ ントロールを使ってアベレージングブロックサイズを変更することができます。

 

  ピークホールド

Peak Hold」コントロールボックスをチェック(選択)すると、アナライザーは各周波数の最も高いアンプリチュード(レベル)のみを表示します。「停止/再スタート」 操作をするとピークホールド値をリセットします。ピークホールドは「Setting」ダイアログボックスや、メインツールバー(「Rial Ti me」と「Post-Processing」両モード)からもアクセスできます。


 

RTAモデル

  アベレージング

Averaging」ではアベレージングとディケイタイムをセットすることができます。

  • Off - アベレージを行いません。
  • Fast - 40dB/secのディケイレートでアベレージします。
  • Medium - 20dB/secのディケイレートでアベレージします。
  • Slow - 4dB/secのディケイレートでアベレージします。
  • Forever - 永久的にデータを積算します。

もし被測定信号が急激に変化する場合は「Fast」を使用することをお勧めします。雑音の多い環境下では「Slow」か「Forever」を選択するべきでしょう。

ピークホールド

ピークホールド機能は各周波数バンドのピーク値を表示させることができます。ピーク値はスペクトラ値とは異なる配色で表示されます。

  • Off - ピークホールドを行いません。
  • Fast - 1secのピークホールドをします。
  • Medium - 5secのピークホールドをします。
  • Slow - 10secのピークホールドをします。
  • Forever - 永久的にピークホールドをします。

<Edit>-<Copy Peak>メニューを使うとピークデータをクリップボードにコピーできます。ピークデータ表示の配色は<Options>-<Display>メニューで行います。


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