7章 シグナルジェネレータ

メニューバーで<Utilities>-<Signal Generator>を選択すると、シグナルジェネレータ ユーテリィティが起動します。シグナルジェネレータ ユーテリィティは、サウンドカードのプレィバック(D/Aコンバータ)チャンネルを利用して種々のテスト信号を生成し、サウンドデバイスの「LINE OUT」や「スピーカー/ヘッドフォン」端子から出力します。

操 作

<Run>ボタンをクリックすると信号が出力されます。アナライザーの<Run>ボタンをクリックしても同様です。信号出力中は出力を停止するための<Stop>ボタンのみ表示します。

リストボタンをクリックすると、ウェーブフォームテーブルが現れますので対象チャンネル毎に適時選択します。対応ウェーブの種類は下表の通りです(モデル毎に異なります)。

White Noise Multiple Tone Square IMD Test Tone
Pink Noise Tone Burst Triangular Swept Sine(Freq Sweep)
Noise Burst Sawtooth   Level Sweep
1kHz Tone Pulse   User Defined

選択後ウェーブフォームのパラメターを設定するダイアログボックスが開きます(設定不要のフォームもあります)。ダイアログは<Detail>ボタンをクリックして呼び出すこともできます。下図は周波数スイープのダイアログ例です。

 

出力レベルを設定するには<Level>ボタンをクリックし「Generator Output Level」ダイアログを呼び出します。また「ボリュームコントロール」アプリケーションの「マスターコントロール」と「WAVE」のボリュームでも調整可能です。

   

 

信号精度

信号の精度はサウンドカードの性能に依存します。周波数確度はカードのサンプリングレートの精度に左右されます。プロフェッショナルグレードのサウンドカードはDC信号出力が可能ですが、一般用カードは通常対応していません。

 

ジェネレータとアナライザーの同時起動

コンピュータに接続あるいは、組み込まれているサウンドデバイスが一つの場合、ジェネレータとアナライザーの機能を同時に使えない場合があります。この時は「sound card is in use by another application ...」の警告表示があります。

両機能を同時に使用するには、サウンドデバイスを二つ装着するかあるいは、デュプレックス(全二重)タイプのカードをお使い下さい。最近のパソコンではデュプレックスカード内蔵仕様が散見されます。

注意)二枚装着する場合は同一ブランドのカードの使用は避けて下さい。同じドライバーを二つのデバイスで共用することはできません。ドライバーは通常マルチユースに対応していません。

 

専用サウンドカード情報とサウンドカードメーカー情報

 


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