SpectraSOFTは、MS-Windowsが提供するDDE(Data Dynamic Exchange)機能に対応しています。DDE機能は、主なスプレッドシート、データベースソフトやプログラム開発言語が対応しています。
DDEを利用すると、SpectraSOFTとアプリケーションソフト(例えばスプレッドシート)間で、コマンドとデータのやり取りができるようになります。従って、自動測定環境の構築が容易になります。
DDEに関する詳細は次のページ を併せて参照下さい。
SpectraSOFTに提供されている制御命令、データ要求コマンドの一例です。
コマンド 機 能 "[Run]" アナラザーをスタートします "[Stop]" アナライザーを停止します "[Record]" 現在の位置にWAVデータをレコードします "[Play]' 現在の位置からWAVファイルを再生します "[Run Generator]" ジェネレーターをスタートします "[Stop Generator]" ジェネレーターを停止します "[Marker# xxx]" マーカーnをxxxHzに設定します "[File Open FILENAME.WAV]" WAVファイル"FILENAME.WAV"を開きます "[File Save FILENAME.WAV]" 現在のWAVファイルを"FILENAME.WAV"の名前で保存します "[Minimize Window]" ウィンドウをアイコン化します "[Logging On]" データログ機能をオンします "[Logging Off]" データログ機能をオフします
コマンド 機 能 "Peak Frequency" ピーク周波数値を返します "Peak Amplitude" ピークアンプリチュード値を返します "Total Power" トータルパワー値を返します "THD" THD値を返します "Spectrum" spectrumデータ列を返します "Markern Amplitude" マーカーnのアンプリチュード値を返します
マイクロソフトのエクセルを使用する場合の例を記述します。
この例では、THD測定を10秒間実行した後「NO/GO」判定をして終了します。判定分岐点は「0.05%」です。
Sub LimitTest( ) 'SpectraSOFTのDDEのスタート 'プログラムを開いておかなければなりません 'アナライザーのスタート '10 Sec.ウェイティング 'アナアライザーの停止 'アナライザーからのデータの受信 'データの照合とジャッジ Else End If DDETerminate ch End Sub |
次の例では、1分間毎の1/3 Oct.アベレージングデータを取得し、データをシート上に貼り付けます。この動作を20回連続します。
Sub
ThirdOctaveTest( ) 'SpectraSOFTのDDEのスタート MaxAverages = 20 Do 'アナライザーのスタート 'N分のウェイティング 'アナアライザーの停止 'アナライザーからのデータの受信 'スペクトラムバンド総数の検出 'ワークシートにスペクトラデータを置く CurrentAverage = CurrentAverage + 1 If CurrentAverage >= MaxAverages Then Exit Do Loop DDEExecute ch,"[Stop]" DDETerminate ch End Sub |